住宅購入ポイントガイド~藤本銀河

マンション総合アドバイザーの藤本銀河です。住宅購入やリフォーム・リノベーションなど住まいにまつわる情報まとめてご紹介させていただきます。

老人室、安全確保で親孝行

老人室のまとめ方のポイントは、まず安全な1階であること、日当たり、採光.通風がよいこと、静かな場所であることなどです。

 

これらの条件を満たすものとして、よく離れなどを老人室にすることがありますが、これですと時には"隔離"という感じにもなりかねません。

 

お年寄りは、若い人たちと違って、朝が早いかわり、夜も早寝という生活パターンが多いのですが、それだからといって老人室を、家族の生活圏とハッキリ区切ってしまうことは、とかくお年寄りを孤独にさせるものです。

 

家族と共にいる、という安心感は、お年寄りの心の健康の上に大いに役立っていることも考えてプラン作りすることが大切です。

 

また、トイレに近い場所、庭などへ出やすいなども考慮するべき条件です。

 

場所としては、朝の光が早くから入り、一日暖かい東南がとれれば理想です。

 

そして、広縁またはサンルームなどがつき、小さな湯わかし場がつけば、いうことはありません。

 

藤本銀河

キッチンのプランニング要素(藤本銀河)

他のスペースとの関連でキッチンメーキングを進める考え方は、大きく三つにわけられます。

 

(1)仕事を結びつける

その一つは、調理の仕事と家事作業を関連づけて、ワーキングエリア、家事コントロールセンターとしてまとめる考え方です。

 

炊事をしながら洗濯をしたり、お風呂をわかしたりすることから、主婦の仕事は「…ながら作業」と呼ばれていますが、それらをスムーズにこなせるようにキッチンスペースのなかに家事コントロール機能を組み合わせてまとめるタイプ。

 

(2)食事と結びつける

主婦の家事作業の軽減ということから、つくった料理をすぐ食卓に並べられるダイニングキッチン形式が考えられました。

 

調理後の乱雑な流しを見ながらでは、食事のムードがこわれるということから、ハッチ戸棚で間仕切りするハッチ型、凹部を設けてある程度シースルーを避けられるアルコーブ型などが生まれています。

 

(3)だんらんを結びつける

家族だんらんスペースにして、食事だけでなく軽飲食など家族みんなが気楽に集まり、料理づくりにも参加して楽しめるファミリーキッチンにまとめる考え方です。

 

こうした観点に立って、どの考え方がわが家にふさわしいか、購入候補の間取りチェックをしっかり進めていかなければなりません。

 

藤本銀河